七夕人形のひるがえる町・松本

 

 

 松本市に伝承される七夕人形飾り

 

 

 

七夕人形のひるがえる町・松本

 

今日BSハイビジョン放送・「こんなステキなにっぽんが「七夕人形 風にゆれて〜長野県 松本市〜」が再放送されました。

江戸時代から続く風習で、主に豪商や豪農のお宅で静かに行われてきたらしいです。手作りの人形、それも顔と首や肩までが木工製。

それに女の子や男の子の浴衣などを着衣させ、縁側の軒下や渡り廊下に下げ、風にあてて「厄祓い」とするというものです。

本来これらの人形は貸し出されるか、寄付して貰うのが本当らしく、木造の部分には寄贈者の名前が書かれてあり、

襟数(えりかず=将来着物に困らなくなるという配慮)が多くなるように、そして健やかに育つようにと、

子供たちへの強い「厄祓い」の意味が籠められていると言われています。

近所の山に行って笹竹を取って来て、赤紫蘇で赤、ヨモギで青竹色より少し濃いめの緑色をした和紙を短冊にして、

驚くことに、サトイモの朝露を採取し、それを硯で摺ってから、願い事を書き、笹竹につけていたのです。

縁側には着飾った長さ50センチ以上でしょうか、数体の人形を吊るして風になびかせています。

更に縁側には水分たっぷりの、夏野菜がてんこ盛りで、南瓜・瓜・胡瓜・トマト・西瓜などがお供えされてありました。

その晩、家族全員で、名物の「ほうとう」に舌鼓なさって、夏野菜を食べていましたが、

この一連の行事は七夕さまとお盆の行事はともに農事への感謝と、来る秋の収穫への祈りがあるようでした。

そこに本当に素敵な日本人の原風景があったようです。七夕さまは「穢(ケ)」を取り去って、お祓いをしてくれるもの。

中国伝来の「織姫・牽牛」伝説より、遥かにピァーに和的ですネ。七夕さまはお盆の行事の一環で、謂わば前段階の行事です。

そう言えば二月に満開になる河津櫻がある伊豆・稲取周辺には、盛んに吊るし雛の伝統がありますが、ここ長野にもそれがあり、

伊豆地方では信州訛の「ずら」という言葉も使われていて、伊豆に信州から開拓のために行った痕跡ではないでしょうか。

今回の旅人は川原亜矢子さん。素敵な出会いの旅で、何処となく、故郷回帰を思わせ、嬉しくなったものであります。

 

     

      

     

     

     

     

     

 

上載の写真すべてが放映された分から取らせて頂きました。NHKさまに紙上にてお断り申し上げます。

尚、七夕行事の本来はお盆への流れへの一環ですが、そもそも農事への感謝と、秋の収穫の祈りであったわけですから、

何だかほっとした、美しい放映でした。こんなステキな日本、まさにその通りで、だんだん!

 

 

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