花に雪 月照りかえりたり雪月花

 

 

 福島・猪苗代町の観音寺川に咲く櫻に雪は降りつつ うっすらと櫻色の色香が

 

 

 

花に雪 月照りかえりたり雪月花

 

 

四月に入っても異常な寒さで、何と41年ぶりに昨日都心に雪が積もった。

葉櫻になりつつある中、少しばかり残った櫻の花びらに、

うっすらと雪化粧。淡い薄紅色の花は何という色香が漂うというのか。

今月の28日が満月の宵で、此の頃は朔から上弦の月への途中。

残念かな、花に雪の積りて、夜空の天空に月は見えぬ。

「雪月花」とは古来から日本人の季節感や美意識を表現する言葉だが、

佐野籐右衛門さんも証言しておられた。三拍子揃ったのが本来の「雪月花」だという。植籐の佐野さんも仰るのだ。

彼にはそんなチャンスが三回ほど経験したようだが、私にはたった一回のみ。

澄み切った天空に満月がありて、手前には櫻に雪。雪降りやみて、花いよいよいとほしき。

まさしくかの櫻守の証言は当たっていた。さて季語とは江戸時代の俳句の世界だけだと思いきや、季語の大もととは、

「万葉集」から始まっていると、西鶴研究者である暉峻康隆先生が主張しておられたが、私もそう思っている。

万葉集で最も多く詠われた花は萩の花であったが、梅も結構ある。櫻は梅の半分程度。

でも平安中期から次第に櫻が多くなり、武士社会になると圧倒して櫻が多くなったのだが、

多く日本各地にある「種蒔き櫻」と言う呼称は一般の人の農事と関係し、意外に早くから、

櫻が慕われていたのだろうと自信を持って推測している。

梅は「針供養」や「こ7と始め」の二月でしかないのだから。

 

 

 花筏にうっすらと雪の降りてし (’10・4・17 広尾の朝)

 

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