恋ひしや霊鑑寺

                                                             霊鑑寺の散椿
 
 

 

 

恋ひしや霊鑑寺

 

 

哲学の道 中ほどから疎水を渡って行くと 瀟洒な御寺の霊鑑寺がある

殆ど非公開だが 櫻の時期と紅葉の時期に 一時的に一般公開される

椿寺としても有名で どのぐらいの椿の種類があるのだろうか

 

江戸初期後水尾天皇が創建され 皇女を開祖とし 皇女たちはひっそりとお暮らしになられていた

南禅寺派の門跡(天皇家血筋の御寺)寺院で 臨済宗でもあるのだが 禅宗の厳しさはどこにもない

優しい姫御たちの微笑みがあり 人として生まれながら窒息しそうな祈りらが 救いの慈空に届いていたのだろうか 

珍しい椿が狭い邸内を覆い尽くし あの小堀遠州さえも唸らせたと言うほどの名椿が数多く

代々の住職は皇女さまが務めたので 谷御所とか 鹿ケ谷比丘尼御所とも呼ばれていた

貝合わせや御所人形などの寺宝も多く 池泉回遊式の瀟洒な庭園に咲く名椿たちが気が遠くなるような夢幻世界に誘う

そして世々につれ 姫御たちの抗い難い夢の欠片を吸い上げていてくれたのだろうか

この御寺では多くの御所人形たちがいらっしゃるが 一般の人形供養はしてらっしゃらないかも知れない

恐らく和歌山の淡島神社のような供養はなされていないはずである

 

私は紅葉で言わせて貰えれば 嵯峨野の厭離庵(非公開)とか 春になるとこの御寺とか 瀟洒な寺の佇まいが大好きである

哲学の道の櫻繚乱として花びらを散らしている時 河川敷きに咲く花ダイコンや山吹の花を横目に見て 

ひっそりと静まり返ったこの御寺を訪れてみては如何でしょう

雪椿や衣笠や舞鶴や雪舟などと言う名椿にしばしうっとりとし 皇女たちの密やかな吐息が聞こえるような気がする

そうそう 門を入って直ぐのところに藪椿の花もあったと思い返す

                                                                                                                             (2005/3/20)

 

 

 門跡寺院とは 天皇家所縁の寺のことで 土塀に横線が五本ひいてあるから直ぐ分かる

 http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/spot/sp_reikanji  霊鑑寺の特別公開が出ています

http://www.kada.jp/awashima/ 人形供養・流し雛で有名な和歌山の淡島神社

 

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