七草粥

 

 

 

七草粥

 

 

去年の今頃、亡き主人はどんなBlogの記事を書いていたのだろうと思って、一月の欄を開けて見た。

読み終わってから、今更春の七草について書くのは主人のと交錯するから書かないことにした。

2006/01/03に書かれた『小倉百人一首の雅の痛恨』と、2006/01/05『四辻左大臣が歌 春の七草』

その二つの記事を読めば、ことさらここに書くまでもないことであり、思い切り逡巡してしまうが、

どうして彼の文章は、いつもあのような哀調を帯びていたのだろうかと、うっかり涙してしまった。

軒下の文章は、間違いなく主人の文風に似ている。似ているように書かされたからであったが、

主人の哀調だけは真似出来なかった。何を書いてもその基調があったから思い出しながらじっくりと読んだ。

『セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ』の春の七草の歌は四辻左大臣の歌だったとは、

実は今の今まで知らなかった。普段から主人の考えに、如何についていけなかったかであろうか。情けなや!

 

我が家や主人との旅行の際、私がしなければならなかった料理の時には必ずキッコーマンのお料理レシピが活躍していた。

今回、それをここに載せておくが、これは一般的であって、私の場合魂胆があって、そのレシピより少々水を多目に入れる。

目安はお米の量の八~九倍のお水で、土鍋を利用し、最初は中火で炊き、それから弱火に落として炊く。時々アクを取る。

仕上がり間近になると、一人一個分お餅を入れる。刻んだ七草と塩少々、更にダシ醤油を隠し味程度に少し入れる。

入れ終わったら、即座に火を止め、少し蒸らし、たっぷりと多めに入れた七草の色が綺麗な緑色のうちに、椀に盛り食す。

お餅を入れるのは、正月料理で胃がもたれて七草粥の意味があるのに、甚だ邪道だと主人からお叱りを受けるかも知れないが、

私の場合、お粥に入れたお餅が好きで堪らないし、この少々のお餅が粥の中で上手に繋ぎ役を果たし、何とも言えず美味しいからだ。

 

失礼ながら明晩は七草粥を食べ、主人の菩提寺・御室の仁和寺を発願された光孝天皇の御歌を改めて思い起こすとしよう。

 

君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣でに雪は降りつつ (光孝天皇 御歌)

 

                                                           (軒下 書) 

http://www.kikkoman.co.jp/homecook/college/10shoga/nanakusa.html キッコーマンの料理レシピから

 

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