琴花酒(ことはなさけ)のあるものを

                                                      晩秋の伊勢の神宮・五十鈴川

 

 

琴花酒(ことはなさけ)のあるものを

 

わき目もふらで 急ぎつる 君の行衛はいずこぞよ

琴花酒(ことはなさけ)のあるものを

とどまりたまえ旅人よ

 

島崎藤村「若菜集」より抜粋

 

十二月 お忙しい中を ふぅっとそんな詩の一節を思い出す

足元を見つめるのもよし 『帰り花』と言って初冬の暖かい日

季節外れの櫻・桃・躑躅などが咲く風雅を観るのもよし

一年の思いをその花々が背負っているとすれば何だろうか

帰り花 狂い咲 二度咲 忘れ咲 忘れ花 狂い花とも言い

その花々は 今年一年にどんな思いを遺しているのだろうか

そんな花々に愛着を籠め 鎮魂するがの如く 一献やりながら 

ひと時を 静かに過ごして見るのもいいではないか

                                                                                                                             (2004/12/10)

 

                                                四葉とも、今年の伊勢の神宮 紅葉

 

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