六出花(りくしゆっか)

 

 

 

六出花

 

『六出花(りくしゆっか)』 或いは『六花(りっか)』と書いて 何かと言えば 何のことはない

『雪』の異称のことであり 驚かせて御免なさい 但しこれにはちょっとした訳がある

 

雪国の方々は これから先何ヶ月もの間 苦労の連続で 

当家も雪の降る場所に別荘があるから その一端を想像出来るが

 その苦労たるや並大抵のことではない 雪吊りから始まって 雪囲い・雪かき・雪降ろしなどなど

言うに言えない苦労の連続が 毎年否応なくやって来るのだ

 

でも雪国で暮らす人には それぞれに暮らしの知恵が働く

雪の下に 天然の冷蔵庫を作って見たり 雪の下で野菜を栽培したり 雪で和服の生地を晒したり 色々である

又大雪の年を『雪は五穀の精』とか『雪は豊年の瑞(しるし)』などと言っているのは 

まんざら強がりだけではあるまい 異常気象ではないことの前触れと言うべきだろう

 

そんな雪の異称とか美称を教えてくれたのは 米沢出身で 米沢織物のご子息の同級生であった

初代上杉謙信から数え 10代目に当たる名君・上杉鷹山(ようざん)公を とても尊敬しておられた実直な青年であった

大変な勉強家で 大学院まで熱心に薦められたが 頑として故郷に帰ってしまった

跡継ぎをしたのである その代わり糸紡ぎから染色まで 様々に自ら苦労して体験したようだ

 

そうして 仕事の合間に書いたと言う美しい小説『雪花(せっか)』と言うのを送ってくれた

久し振りの雪の美称を描かれた封書で 和紙に 手書きの文章には 取り分け新鮮に感じられた 

学生時代のあの時の心境を決して忘れない為に 親しい人達と同人誌をやっていると言う

 

その彼等が『雪燈籠祭り』をやるからと申し添えられていて 今年二月の厳冬に 折角だからと行ったことがある

上杉神社を中心にしてイベント会場には 雪で出来た立派な燈籠が幾つも幻想的に建てられ 焔が上がっていた

今やあんな深い雪の中に行くのに 新幹線が出来たお陰で あっと言う間の旅 

特に友人と泊まり 深夜まで酒を飲み交わした白布高湯温泉が特別によかった

 

彼は以前より一層赤ら顔をしてたなぁ 元気いっぱいであって そして嬉しいことにちっとも変ってなかった

米沢から米坂線で入った小国と言う街では 多い雪の年は楽に5㍍にもなるとも言っていたから恐ろしい オヒャ~~

 

雪国の方々に こころから申し上げたい 愈々雪本番の季節ですね どうかご健康で頑張って下さい!

 

 

http://www2.jan.ne.jp/~yonezawa/yukitoro/yukitorotaiken/yukitorotaiken06.html 雪燈籠制作体験ツアー

                                                                                                                                          (2002/11/19)

今出てる小椋佳の歌の中にある米沢の方言の「おしょうしな」とは「有難う御座います」の丁寧語で 

軽く言う場合は「おしょうし」 なかなか可愛いですね

更についでと言ってはお叱りを受けるかも知れませんが 

亡き主人がよくお母上さまと歌っていた名曲『雪の降る街を』の全歌詞を載せさせて頂きます

本文とは懸け離れておりますが 雪が降ると必ずお母上さまと合唱していた学生時代の笑顔を思い出します

                                                (以下の歌詞とつけたし文は 軒下責)

 

 

                              雪の降る街を

 

                             1 雪の降る街を 雪の降る街を

                               想い出だけが 通り過ぎてゆく

                               雪の降る街を

                               遠い国から おちてくる

                               この想い出を この想い出を

                               いつの日か包まん

                               あたたかき幸福(しあわせ)の ほほえみ

 

                            2  雪の降る街を 雪の降る街を

                               足音だけが 追いかけてゆく

                               雪の降る街を

                               一人心に 満ちてくる

                               この哀しみを この哀しみを

                               いつの日か解(ほぐ)さん

                               緑なす春の日の そよかぜ

 

                             3 雪の降る街を 雪の降る街を

                               息吹とともに こみあげてくる

                               雪の降る街を

                               だれも分からぬ わが心

                               この空(むな)しさを この空しさを

                               いつの日か祈らん

                               新しき光ふる 鐘の音

 

               蛇足

 昭和24年(1949)から昭和27年(1952)まで3年間放送されたNHKラジオ連続放送劇『えり子とともに』の挿入歌で

ただしこの歌が入ったのは昭和26年(1951)の暮れです このときの放送台本が短すぎて 時間が余ってしまうため 

脚本家の内村直也が急遽1番だけ作詞し 中田喜直に作曲を依頼して流しました 

ところがこの歌が好評だったため 2番と3番を追加し NHKの歌謡番組で放送致しました 

最初に歌ったのは女優の南美江で その後フランス帰りのシャンソン歌手・高英男が歌って大ヒットしました

長い間冬の定番曲でした 亡き主人は母上の感化で 雪が降ると お二人がよく仲良く歌われておりました

 

広告
カテゴリー: メモリー パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中