鹿の角切

 
 
 
 
鹿の角切
 
 
仲秋の名月が近くなると 雁渡し(かりわたし)と呼ばれる風が吹いて来ます
 
北国の空から 北風に乗って 雁がやって来る時節のことを言うのですが 
 
この十月頃は神無月(かんなづき)と言って 神様がいらっしゃらない月らしく
 
普段の月より 圧倒的にお祭りが少なくなり 野分けが吹き 蛇が穴に入る時節になります
 
陽は釣瓶落し(つるべおとし)で 早く夜になり 読書の秋とでも言うのでしょうか
 
蕪村の句に「広道に出て日の高き花野かな」とある通り 
 
初秋の季語では秋の七草が一斉に咲き出す花野(はなの)のことで
 
晩秋になると 季語は 蘆刈(あしかり)とか 牧閉ざす(まきとざす)になるのでしょう
 
 
 
奈良公園では 10月に鹿の角切が行われます
 
今年度は 10月8日(日) 9日(祝) 14日(土) 15日(日)と 4回あるようです
 
春先に 牡鹿に角が生え始め 秋になると 角に血管がなくなり 硬いものになる為に
 
非常に危険な状態になりますので 人との共生の意味で毎年この行事が行われています
 
勢子(せこ)が数人掛りで 3~4頭ずつ 角切場へ牡鹿を追い込みます
 
十字とか ダンビとか呼ばれる捕獲する道具を使い 荒々しく駆け巡る牡鹿を縄で捕らえ
 
烏帽子 直垂姿の神官が登場し 興奮を鎮める為に 鹿に水を含ませ
 
それからノコギリで 角を切り落とします
 
江戸初期の寛文11年(1671)から行われている伝統の行事で 古都の秋を彩るように行われています
 
短い秋の陽をいっぱいに受けて 静かな古都を散策するのもいいでしょうねぇ
 
 
http://www.naradeer.com/index.htm  奈良の鹿愛護会の公式ホームページ
 
尚 今年の仲秋の名月は 10月6日です
                                                                                 元の文  2002/10/2 
 
 
 
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