御嶽(ウタキ)参り

 

 

ウタキまいり

 

沖縄には あっちこっちに 『ウタキ』と呼ばれる聖地が数多くある

中でも琉球王朝の最も大切な聖地は 沖縄本島の東 知念村にある斎場御嶽(セーファーウタキ)であろう

ウタキとは 御嶽信仰の御霊と先祖の霊魂が同居してあると考えられていて

斎場御嶽は琉球の始祖アマミキヨが創ったものと言われている(世界文化遺産になっている)

男性は途中までしか行けないが 巡礼様式を取り 東御廻り(アガリマーイ)までは男性でも行って参拝出来る

 

更に面白いのは 久高島が見える高台の『久高島遥拝所』であろう

久高島には 古来神懸りの行事イザイホーの祭り(1978年に途絶えた)があった

イザイホーとは 30歳~41歳までの女性で 新たに島の祭祀組織に加わる為にする成巫式のことである

島のお婆ぁの神懸りの霊力を引き継ぐものであり 亡くなった者たちへの鎮魂だけではなく

人間の 新たなる再生を願う大切な儀式なのである(12年に一度行われていた)

 

島と言う島には それぞれにウタキがあり そこには誰でもお参りが出来る

ウタキは聖地であると同時に 御嶽信仰とご先祖さまが一緒にいらっしゃる重要な場所で 現在でもその習俗は生きている

氏名・住所・生年月日を声高に発声し 来た目的を告げる

願いが叶えられれば 御礼のお参りもしなくてはならない

ここに お墓参りの原点がある

 

今日的お墓参りは ただ手を合わせるだけである

だが本来は いつも来れなくて御免ねと言う謝罪から始まって

家族みんなの現状を報告しながら 墓の下の先祖と饗応し合う

そうして最後に お願いごとをして終了するものであるが

墓と暮の字の差は 土の中に人があるか 日の中に人がいるかの違いだけで

過去も現在も未来もすべて お参りの一瞬に習合し掛かっていると言えようかと思う

手を合わせるだけではなく 拝むこころが何よりも必要なことで 

霊魂の安寧を願うのは無論のことだが

飽くまでも生きている私たちの再生を願う信仰なのであろう

 

沖縄のウタキこそが 我々のお墓参りの原型をさし示しているものではなかろうか

 

沖縄で発売されているクリアファイルの写真 (ジーファーを持つはぢちの手)

                                                      2002/9/23 お彼岸の中日に

 

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