薔薇の継承

 

 

 

 

薔薇の継承

 

 

今日は嬉しいことに 弟の五歳の娘の誕生日で 満六歳になると言う

まだチビだと言うのに 生意気にもフランス語を ペラペラ喋り

叔父の私を 時々質問攻めにして困らせてくれる

祖父のような感覚だろうか 目の中に入れても痛くない

 

おまけに少々日本語を使う おはよう こんにちは 有難う

そして 当家ではどなたにでもよく使う ご機嫌よう!

意味を理解しているかどうか 定かではない

 

 

今朝花屋さんが来て たくさんの薔薇を置いて行った

お婆ちゃん達が気を利かせていてくれたのだろう

後で 奥さんに聞いて ブーケの方がよかったら

そのように仕立てようと 今はそのままだ

 

直ぐ近所のフランス料理店のシェフを 今夜はお呼びしているらしい

ガトー・ショコラかフロマージュ・ブランなどのケーキか

更に 特別な料理でも創って戴こうとしているらしい

 

弟に朝一番 そのことで電話をしたら 

そこまで気遣いはいいよと言いながら 何だか嬉しそうだった

奥さんにも 何かプレゼントを考えるねと言ったら

おいおい 僕の出番がなくなるじゃないか それだけは勘弁してくれ

当家のお婆ちゃん達が 忙しい私に代わって

色々なアイディアを出してくれたことになり 

有り難いことである

 

今日明日は 公休にしており 仕事はない

弟夫妻は 家族水入らずで 何処かお昼に行くらしい

夜は こちらの招待を 全員で受けてくれると言う

何て嬉しいのだろう 家族っていいなぁ

 

薔薇の花束を見ていると 再度の話題で恐縮だが

又 亡くなった母を思い出す これも音楽の思い出だが

加藤登紀子さんの大ファンで TOKIKO倶楽部なるものに入っていた 

暮れになると 彼女の『ほろ宵コンサート』があり 毎年 何度か付き合わされた

 

後輩だった所為なのか 妙に親しくしていて 

冷酒用のいい日本酒と薔薇を抱えて いそいそと出掛け 楽屋に届けた

お登紀さんを見ているより ノリに乗る母の顔を見ているのが 大好きだった

お登紀さんは その日本酒を飲みながら 舞台上で 上機嫌である

そして大団円は『百万本の薔薇』で締め括り 

 

母から 息子へ 薔薇の趣味が生かされ

そして貴女の孫に 薔薇好きが継承されるといいねと

思わず 仏壇で 朝のお勤めをしている時 不図頭をよぎった

 

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