飛翔

 

 

 

 

 

 飛翔

 

 

明朝10時 退院

 

大きな空へ 再び飛翔出来ます 静かに興奮を抑えています

あれもこれもではなく 一つを願い 

一つを思い 一つの花を咲かせましょう

やがて実となり 種が出来るように

 

まだまだ 飛ぶために 屈んでいます

 

私の足元には 綺麗に甍(いらか)が並んでいて

たった一枚だって 欠けることがあったら 

人々に微笑を与え 安らぎを与えることは 

決して出来ないことを知っています

 

冷たい霧雨が その綻びから入り 

不安におののく人々をすっぽり蔽うなんて 嫌なんです

夢破れて 霧不断の香を焚く(平家物語より)なんてね

 

永遠に光る方向へ 私は飛び立つしかないのでしょう

 

この辛抱が過ぎれば この屈んでる状態を過ぎ去れば

一枚の甍を強く蹴り 大空高くにある上昇気流に乗り 

堂々と飛翔するようになるでしょう

甍の下で暮らし 泣き笑い それを慈しんで見ている弥勒菩薩さまのように

 

運良くイノチ拾いし再び生き返った私は 自在に 無辺空間を飛翔するでしょう

 

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