恵の雨も災厄の雨も

 

 

 

恵の雨も災厄の雨も

 

 

日本は 世界で有数の多雨地帯である

降水量とは 雪解け水も加えた水量を言い 

日本の年平均降水量は 約1800mmにものぼり

世界平均の約二倍にあたる

 

サハラ砂漠では 砂漠に下りた夜露が地下水となってオアシスとなり

アフリカ北西岸のカナリア諸島では 木の葉に集めた露を飲料水にしている

そう言うところから比べると 非常に水に恵まれた国土と言えようか

 

ここらで 日本の気象の一部を勉強して 

予報士になるかどうかは別にして あらゆることに生かそう!

 

 

 

<日本の雨の特徴>

 

雨の降る要因は 大気中に上昇気流が形づけられた時である

① 前線性の雨  ② 低気圧性  ③ 対流性  ④ 地形性の四つの区分がある

 

①は 暖かい空気と冷たい空気が衝突すると 暖かい空気が上昇して雨を降らせる

②は 低気圧に 周りから流入した空気が上昇気流を作って 雨を降らせる

③は 強い日射などによって上昇気流が生じると 雨を降らせる

④は 湿った空気が山脈や山地の斜面に沿って上昇すると 雨になる

 

 

 

四季の雨>

 

日本は世界的に見ても 雨が多いが 

インドや東南アジア地方と違い 雨季と乾季にはっきり分かれておらず

四季を通じて 雨が降るのである 従って四季を通じて雨の呼称も多い

 

春になると 西高東低の気圧配置が緩み 

移動性の高気圧と低気圧が交互に 日本上空を通過し 

春の雨は 移動性低気圧による雨が多い 

時には弱い停滞前線が現れ 雨の日が続く

 

六月になると 北方のオホーツク海高気圧と

南方の暖かい小笠原高気圧とが日本付近で衝突し 停滞前線を作る

この為に沖縄では五月中旬 九州でも六月上旬には梅雨に入り

以後順次雨域が北上し 北海道を除く日本列島は 凡そ四十数日間梅雨となる

七月になると 集中豪雨に見舞われることが多く 

梅雨期の雨量は 南に多く 北に少ない傾向がある

 

梅雨前線が北上し 小笠原高気圧が日本列島を蔽うようになると 夏になる

夏の雨は 強い日差しによって発生した積乱雲によってもたらされ

一過性であるが カミナリを伴う激しい雨が一般的である

 

夏も終わり頃になると 台風期となる

台風が 日本を通過する度に その通路に当たる地方では 豪雨に見舞われる

又この時期に 北方のオホーツク海高気圧が再び南下し

日本付近に居座ることが多く これが秋雨前線となる 

雨量は梅雨期より多い場合がある

 

 秋霖(しゅうりん)も過ぎ 秋も半ばになると 移動性高気圧と低気圧が

交互に 日本上空を通過するようになる この頃の雨は春と同じで

移動性低気圧や弱い停滞前線によるものである

 

秋も去り 西高東低の気圧配置になると シベリアから季節風が吹き

日本海沿岸地方では 多く雪に見舞われるようになる

この時期は 一般には地上の気温も低く 雪が落下するまで 雨になることはない

 

 

 

<冷たい雨と暖かい雨>

 

雨には 二種類ある 

零度以下で降る冷たい雨と 零下以上で降る暖かい雨である

 

冷たい雨とは 雲の上部を落下する小さな氷の結晶(氷晶)が

雲の中で 成長して降る雨のことで 中緯度地域から 極地にかけてや

低緯度でも 背の高い雲から 直接降る雨のことである

骨身に沁みるほどの冷たい雨である

 

暖かい雨とは 氷晶のない雲の中で 海のしぶきから生じた海塩粒子などを

枝として成長した雨滴のことである 

この雨は 中緯度地域から 熱帯地域にかけて降る

暖かい雨である

 

                                         今時の野の花 しもつけ草

 

 

 

季節ごとの主な雨の呼称>

 

それぞれの呼称は美しく 季語にもなり 大好きな言葉の一連である

 

春時雨(はるしぐれ) 冬の時雨のような冷たい雨で 時には雷雨が伴う

春雨(はるさめ) しっとりとした細雨で 草木を芽吹かせ 花の蕾を膨らませる雨 

菜種梅雨(なたねづゆ) 春 菜種が咲く頃に降る春の長雨

春霖(しゅんりん) 春の長雨 深雨 陰雨とも言う 折角暖かくなってから いつまでも降る

春驟雨(はるしゅうう) 春の俄か雨 時には春雷を伴い 草木を息づかせる

花の雨(はなのあめ) 櫻の開花期に降る雨のことで 雨とともに櫻が散り 美しい雨である

走り梅雨(はしりづゆ) 五月の末頃に 梅雨のようにシトシトと降る雨のこと

青梅雨(あおつゆ) 梅雨期に日増しに緑が鮮やかになる このような状態を青梅雨と言う

卯の花腐し(うのはなくさし) 旧暦四月卯の花最盛期に 卯の花まで腐らせてしまう長雨

梅雨(つゆ) 梅の実が熟する頃 シトシトと降る日本固有の長雨 これが終わると 夏本番

送り梅雨(おくりづゆ) 梅雨明けの頃 送り出すように降る強い雨のこと 夏の前ぶれ

五月雨(さみだれ) 雨だが さは五月 みだれは水垂れで 田植期の雨のことである

薬降る(くすりふる) 旧五月五日は薬日で この正午に降る雨は五穀豊穣をもたらす雨だ

夏ぐれ(なつぐれ) 沖縄で言う強い夏の夕立のことで 梅雨と混同されることもある

夕立(ゆうだち) 夏の午後一時的に降る強い雨 雷を伴ったりするが 一時間位で晴れる

虎が雨(とらがあめ) 旧五月二十八日に降る雨のことで 虎御前の涙雨である

喜雨(きう) 日照り続きの後に降る雨 草木は生気を取り戻し 農家には有り難い雨である

驟雨(しゅうう) 急に降り出し 直ぐ止む雨 夕立や雷雨のことだが 語感が爽やかである

秋時雨(あきしぐれ) 晩秋の好天に恵まれた時に急に降る雨 山に多く 直ぐ止む

御山洗(おやまあらい) 御山とは富士山で旧7月26日に降る雨 登山期の汚れを流す

時雨(しぐれ) 晩秋から初冬にかけて 降ったかと思うと 直ぐに止んでしまう雨

初時雨(はつしぐれ) 愈々冬になったと言う思いの籠もったその冬初めの時雨

糠雨(ぬかあめ) 精米の時に出来る糠のような極めて細かい雨

寒の雨(かんのあめ) 小寒から節分までの期間に降る雨で 寒気厳しく冷たい雨の代表

陰雨(いんう) 暗い空から降る陰気な雨 何時までも降り続き つい陰気になってしまう

慈雨(じう) 日照り続きの時に降る雨のことで 人や作物に生気をもたらしてくれる

篠つく雨(しのつくあめ) 細い篠竹を束ねて激しく叩いたような 大粒で強く激しく振る雨

小夜時雨(さよしぐれ) 夜中に降る時雨 「小」は接頭語で意味はない

白雨(はくう) 夕立や俄か雨のように ざっと降って来て 白く見える雨

霖雨(りんう) 幾日も幾日も降る雨のことで シトシトと降り続く長雨のこと

麦雨(ばくう) 麦がたわわになっている頃の雨 五月雨の異称である

氷雨(ひさめ) 雹(ひょう) 霰(あられ) 霙(みぞれ)などのように 氷交じりの冷たい雨

狐の嫁入り(きつねのよめいり) 日が照っているのに突然降って来る通り雨 狐の騙し討

寒九の雨(かんくのあめ) 寒の入りになって九日目に降る雨で この年は五穀豊穣である

秋霖(しゅうりん) 本格的な秋に入る前 梅雨のようにシトシトと長雨が続くことを言う

露時雨(つゆしぐれ) 草木に露がいっぱいおりていて 時雨が降ったような感じがすること

横時雨(よこしぐれ) 風が吹いていたりして 横ざまに降って来る時雨のこと

 

 

 

 皆さまから たくさんの暖かい励ましのお言葉を頂戴致しました 身にあまる光栄であります 入院時 辛くて書きたくない時も多く リハビリで泣いてしまうような辛さがあったり 実際はそのような見っとも無いことばかり致しておりましたが 書かなきゃと思わせる何かが 私を突き動かし Blogを辞めるどころか 逆にご迷惑になるような 激しい更新を繰り返して参りました 病気に勝つ ただそれだけが 続けさせたと信じます 本当に皆さまのお陰です 今後もまだまだ厳しいリハビリが続きます 又更新させて戴き 私への生き甲斐を頂戴し 頑張れると信じます どうかよろしくお願い致します 本当にいつもご声援 有難う御座います  (櫻灯路)

 

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