悔やんでも悔やみきれない

 

 
 
    
 
 
 
悔やんでも悔やみ切れない
 
 
 悔やんでも悔やみ切れない事件や事故が多い 
 
悪戯目的の幼女誘拐事件 児童殺傷事件 振り込め詐欺の多発 
 
あってはならない立場の人が起こした事件 官僚の腐敗 麻薬の横行 JR福知山線の事故
 
 地震に雪害 ビル強度計算の偽造問題 ビジネス・ホテルの障害者切捨ての施策と利益第一主義 
 
株式市場における風説の流布 どれを取っても 上下左右どこも酷い事件や事故ばかりである 
 
多くは自分本位であり 平気で人を殺す 
 
中でも最近よく耳にするのは 老人夫妻の心中事件が多発していることである
 
 
 
 当社でも特別養護老人ホームをやっているので 毎月入所者の死亡報告を聞くのが 
 
本当に辛く居た堪れない 特に先月だったか 福井県大野市で起きた老夫婦の焼身自殺には愕然と驚いて 
 
しばらく言葉が出なかった
 
 
 
 仲のいい夫婦であった 子供はいなかった 夫80歳 妻82歳 
 
越し方 夫は几帳面であったらしく 夫はずっと妻の介護で 甲斐甲斐しく生活していた 
 
3年前に 妻が糖尿病を患い 認知症と診断された 
 
このところ周辺に頻りに疲労を告げる夫 周囲の人々は 介護を頼んだらと何度か進めたらしいが 
 
人の世話にはなりたくないと 頑なに拒んでいたらしい 何故だろうか
 
然しついにその時が来た 周辺整理をきちんと済ませると 二人で死出の旅へ 
 
30年前から使われなくなっていた遺体焼却所へ その中に二人で入って行って 
 
それまで準備していた窯の中の薪に着火した 
 
白骨化して見つかった時 乗って来たクルマには 大音量のクラシック音楽が鳴り響いていた 
 
資産は役所に寄贈 貯金の多くはお世話になった方々に 
 
お礼として遺言があったと言う 居た堪れない衝撃的な事件である 
 
お二人はお幸せだっただろうか 彼岸にて お二人はお幸せだろうか
 
 
  http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051112/mng_____tokuho__000.shtml 当時の本事件の新聞記事である 
 
何故か涙が止まらなかった 誰もが不憫に思えてならなかった 
 
介護とは される方にも一定の理屈はあるが する方も生半可なものではないのである 
 
誰がどう悪いと言うことはないけれど 親子関係だけは 極めて希薄になっているような気がする
 
 
 
 どんな時代になっても 似たような事件は減らないのではないだろうか 
 
そう思う時 不図絶望に流されそうになる 一億総姨捨山のような気がしないのでもないが 
 
この二人には 誰にも迷惑を掛けたくないと言う頑なな一念があった 
 
然しそのことが 果たして個人のみの責任に限定していいのだろうか こ
 
のニュースを知った時 仏壇に お灯明をあげ しばし泣きながら お祈りをさせて戴いた
 
 
 
 毎朝五時と言うと どんな状態であっても 私は仏間に居て 読経をする 
 
ひたすら祈るのである 大日如来さまと弘法大師様が見ておられる 隠しようがないのである
 
 
 
 人が生きて行くのに きっと帳尻(ちょうじり)と言うものがありそうである
 
若い時に 陰徳(いんとく)を積んだものと そうではない人とは 
 
自然にそれぞれの人生において 帳尻が合って来るのだと思う 
 
陰徳とは 人知れず人の為になす徳のことである 
 
そう言う意味では 私は甚だ遠く浅い おまけに傷ついた迷える子羊で まだまだ若い 
 
後悔する生き方だけはしたくはないが 今この一瞬からでも遅くはないことを強く信じたいのである
 
 
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