小正月雑感

 
                                                                                                      正月~小正月用半襟 『餅花』
 
 
 
 
小正月
 
 
 
 
明日15日は小正月と呼ばれていて 正月の注連飾りやその他門松など
 
正月さまが来られた多くの足跡を 田んぼにうず高く盛り上げ
 
それから火を燃やす すべて焼き祓うのである
 
それを左義長とか どんど焼きと言う
 
 
 
お正月さまにお帰り戴いて 無病息災を願う行事である
 
 
 
ここに描いた餅花の絵は 小正月15日の中で最も重い行事で
 
俵に 餅だんごをつけた木を見立てて
 
一年の豊年万作を祈念する
 
 
 
餅花は言わば 蚕(かいこ)であり 農産物とともに 養蚕の収穫も祈った証である
 
農家にとって最も重要な新年の課題であろう
 
この餅花は 堅いので 農繁期や凶作の日の為に
 
保存食として取って置き 広く一般に行われていた
 
20日には取り祓うものである
 
 
 
これを感染呪術(かまけわざ)と言って
 
目的のものが目標達成出来るよう 感染させようと言うのである
 
祭りにはしばしば 性的な場面が登場するが すべてこの感染呪術の要素である
 
目的は飽くまでも 税負担に耐えるために 農産物の豊作を祈るものである
 
 
 
又各地では 新潟のちんこち餅祭りや秋田の犬っ子祭りや山形の蚤の市のように
 
豊年万作を祈り 無病息災を祈った
 
この市は 全国に数多く広く分布しているものの
 
今年のあまりの大雪では北国ではどうなるのだろうか
 
多分中止の憂き目にあっているだろうか
 
 
 
又正月に結び熨斗(のし)と言って 床の間に飾る長い柳の枝は 長寿・無病を祈るものだが
 
この小正月の餅花の伝統から来ているものであろう
 
時には金や銀で色付けされ 美しいものである
 
主に活け花とともに栄えたようであり
 
記録に そう古いものはない
 
 
 
但し熨斗には内熨斗と外熨斗があって 直接生ものに結ぶのが内熨斗
 
間接的に包装紙などの上から結ぶのが外熨斗である
 
 
 
床の間の飾り物は 蝶結び熨斗が一般的であり 内外は言えまい
 
 
 
和服の柄に使われる熨斗は蝶結び切り熨斗と言って
 
無病息災を祈りながら お祝いをすると言うものである
 
これも小正月から来た縁起モノであろう
 
 
 
1月5日の小寒から 1月20日の大寒まで 寒さが最も厳しい時期であるが
 
小正月は 別名『女正月』とも呼ばれていて 小豆粥を炊いて
 
寒さにも 病気にも強い女になれるよう祈った
 
 
 
大寒とは 寒い寒いの日だけではなく
 
この日を境に 寒気が緩んでくると言う意味である
 
 
 
大雪で頑張られている方々 もう少しですね
 
くれぐれも 雪崩には巻き込まれることがなきよう
 
心底から 深々と祈っております
 
 
 
 
 
 <口絵 真如堂の小豆粥  本式の餅花>
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