背丈が タ・カ・イ

 背丈が高いことは 嫌でならなかった 

そしてそれは哀しいことであった 

幼少の頃から能をやっているが 能舞台に正式に立てないと言われたことだった

 だから大学に入るまで ほとんど背中を丸めて歩いた 

役者は背丈低くあらねばならぬ 

いつそう決まったか定かではないが 能舞台に立つのに 背が高いのは決定的に悪いことだった 

何故そうか 能衣装の問題がある 身丈が合わないのである 

代々続く能の衣装は ほとんどが昔の人の体系に合わせてある 

従って身長が165センチ以だったのが普通だ 

大男が舞台の上で でんとすると 客を威圧する

それも問題だ 桜間道雄や本田秀雄や喜多六平太や友枝喜久夫当代の名人すべての背は確かに低かった 

それは歌舞伎でも同じだ 現在でも背丈が 私ほど高い人は ほとんどいない 

歌舞伎では敢えて言えば玉三郎か 能ではただ一人だけ 梅若流三代目梅若万三の背は高い 

確か180cmった筈だが 一昨年父上の名跡をついで 万紀夫から万三郎へった 

能衣装はどうするのであろうか 多分継ぎ接ぎかも知れないが 

背が高いと言うこと 異常だと言われる世界である 

本当のところは どう言う意味を持つのか 実は知りたい

 そんな意味で 梅若当には 是非頑張って貰いたいものである 

幼い時のトラウマは 必ず 取り除かなくてはならない

                  

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