伊豆の海や

 

伊豆の海を ただぼんやりと眺めている 

大きな樹の枝で フクロウは何か獲物を狙っている様子

 昼間からご出勤のようだ 昼寝の後 風呂に浸かっていた留守の間 部屋にはじゃ香が焚かれている 

の間の野の花も換えられている 見事なスカシユリだ 布団の敷布も真新しくこんもりと敷かれている この一瞬の充足感 

やぶきた茶でも頂こうッと たった独り いつも慣れ親しんでいる

孤独感 今日は金属性のそれだ 淋しさはない 

潮騒の音 実朝も こうして伊豆の海を 眺めたのであろうか 

  相生の 袖に触れにし 宿の竹 

            よ々は経にけり 我が友として(実朝)

 

 トイレに行く かわいい匂い袋も真新しい 

小窓から 見事に結実した枇杷の木が見える 

ただ遠巻きに伊豆の海の歴史が見える 

金槐和歌集を思う 何故政子は 実の子実朝を 甥の公暁を通して殺させなければならなかったのか 

あれこれと 次々に脳裏を駆け巡る 

直ぐ裏には政子と源頼朝が出会った伊豆山神社がある

あらゆる数々の紛も後になればどうでもいいことだ 

だから争わない方がいい ベトナムの映画に 『季節の中で』と言う美しい映画があった 

戦後のベトナムの美しさだった

こんな短期間で仲良くなれて あの戦争は何だったのか 

今晩は読みかけの旧約聖書を読もうと思う

いつしか すぅっと 眠気に襲われる

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