映画 誰も知らない

 

 久し振りに徹夜の仕事になって 自宅に帰ったのは 今朝の4時直ぐに寝付けなかった 先日日

本映画専門チャンネルで放映された 是枝裕和監督の誰も知らないのVTRを観た これまでドキュ

メンタリー手法の映画は数多く観て来たつもりだが これほどその手法が成功している映画はなかっ

た それぞれの父親が違う4人の兄弟が力を合わせて 母親が出奔した後の一年間を 粘り強く描

くといった内容だ 淡々と日常を撮り 最初退屈とさえ思えた 押し付けるコメントもない セリフも

型のセリフがないようだ 然し徐々に観るものを引き付ける 生き生きとした子供達の演技 まさしく

現代のリアリズムがそこにあった いやいやこんな状況はない 映画だからだろうとか 観るものに あら

ゆる場面への判断を任せてしまう手法 ところが あれっ これは今の日本の現状なのではないか 

或いはもっと深刻ではないのか 色々考えさせられ 否応にも映画の持つエンターテイメントではない

 別な使命である告発めいた中身を見せ付けられる だから寝るどころではなかった 長い映画で重

い映画だった 救われたのは 救世主のようなコンビニのお兄ちゃん 虐めに遭っていた女学生の友

達の登場 突然参加させられた少年野球 更に植物の種蒔き 万引きしなかったこと あの4人の

子供達の笑顔だったかも 偶にはこう言う種の映画もいい あの可愛い笑顔の次女が埋葬された

面の後 残された子供達3人と女子学生が 前を向いて歩いて行く場面が最後だ それに思わず

泣いてしまった 同時に怒りも 深刻に込み上げて来た 大人達の勝手さである 現在ほとんど毎

日 幼児虐待や我が子殺人事件が報道されるなかで いかにこの映画の持つ意味が大きいか 

正面から考えたい そう願いつつ 先ほど漸く観終わった 朝8時近い 又今日も暑くなるかも知

れない だがこの暑さのなかで死ぬ思いをしながら 必死に生きている子供達は必ずいる 然も大

勢いるはずだと そう言えばこの映画は1988年に起き西巣鴨子供4人置き去り事件をモティーフ

創られたらしいが 現実の方が 遥かに汚くドロドロしていたと言う 現代の日本は 映画より もっ

と酷い凄い状況になっているかも知れないのだ ぞっと寒気がする 未だ眠くはないが 何も出来な

い自分に やや腹を立てながら仏壇に静かに手を合わせた いつの時も弱者が犠牲になるのだから

 これから寝ずに会社に出よう 社員が待っている 私にも大きな責任があるから

 

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