都心の櫻は

 

都心に 未だ幾らかの櫻は残っていると言う 遅咲きの八重だろうか

櫻がほとんどなくなってから 今は亡き人がよく作ってくれたモノがあった

どこから取って来たものか分からない櫻の花びらが たった一枚だけ

入っていて ロゼワインを吉野葛で固めたデザートを作ってくれたっけ

櫻が終わり 花の時期の名残惜しみつつ 美味しく愛しく食べたものだ

あの時 本当に人の優しさを感じられた 今はそれを作る人はもういない

櫻はどこから取って来たのか 随分と悩ませたものだったが 微笑むだけで

はっきりと教えてくれなかった 多分大好きな日光とか 夜中に山に出掛け

取って来ては 何食わぬ顔をしてそっと出していたのではないか いつまでも

それが頭から離れたことはない デザートが入る三角で細長いワイングラスも

思い出されてならない それにそっと出した時の得意顔も忘れない 

何もかも忘れない 私もその一端を真似でもしよう

櫻が散った今も櫻への思いが激しく 又来年も見れるであろう

ことをひたすら願う あまりにも櫻への思い出ばかりが残っているのだ

さよならだけが人生だと言った あの作家の言葉を思い出される

元気が回復したら 又北国へ行き 再び櫻を見たいと思う 松前では

連休明け頃がいいと聞くし 静内でも連休明けに櫻祭りが始まると言う

 

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